パリから北へ向って約５０キロ、ピカルディー地方にあるシャンティイ城は１４ 世紀から１９世紀にかけて建てられた。水に囲まれていて水面に反射する姿がとても美しい。構造は大きく分けて「グランシャトー」と「プチシャトー」の ２つから成っている。グランシャトーは フランス革命 期に最初の建物が破壊された後、 1870 年代に オマール公爵によって再建されたものであり、プチシャトーは 1560 年頃、 アンヌ・ド・モンモランシー のために建てられたものである。お城の中にはオマール公爵が収集した数多くの美術品が展示されている。ラファエル、ニコラ・プーサン、ジャン・フーケなど巨匠の傑作が数多くあり「小さなルーブル」とも呼ばれている。庭園は、後ヴェルサイユ宮殿の庭も手がける事になる造園家アンドレ・ル・ノートルの作品。